600億円程度の特別損失を計上すると発表した。
設計費のほか、人件費や材料費などのコストが悪化するため。
韓国や中国勢との競争で国内造船業が苦戦する中、三菱重工は付加価値の高い客船の
受注に活路を見いだしてきたが、見直しを余儀なくされる。
遅延が生じたのは、伊クルーズ客船会社コスタ・グループから11年11月に
受注した大型客船2隻。昨年6月に1番船の建造に着手し三菱重工として
10年ぶりの客船建造だった。
だが、客室などホテル部分や娯楽施設を中心に、内装などを顧客と擦り合わせるのに
手間取り、設計作業が遅れた。
引き渡しは、1番船が15年3月、2番船が16年3月の予定だが、
鯨井洋一常務は「(遅れる)リスクは存在する」と説明。
今後の客船受注については「いろんな可能性を検討する」と述べ、見直しを示唆した。
一方、最終利益を1500億円とする14年3月期連結決算の業績予想については、
日立製作所との火力発電システム事業統合による利益の上ぶれや円安などを見込み、
据え置いた。
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140324/bsc1403242304004-n1.htm
伊クルーズ客船会社コスタ・グループから11年11月に受注した大型客船2隻=イメージ図
http://www.sankeibiz.jp/images/news/140324/bsc1403242304004-p1.jpg
■三菱重工業 https://www.mhi.co.jp/
2014年3月24日 客船事業における特別損失の計上に関するお知らせ(PDF/989KB)
https://www.mhi.co.jp/news/story/pdf/1403245512.pdf
株価 http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=7011
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