事故以来、低迷が続いているが、日本で一部原発が再稼働するとの観測から年末にかけて40%余り
上昇すると見込まれている。これを前に、株価が割安な状態にあるウラン業界では再び再編の機運が
高まっている。
2011年3月の東日本大震災に際して発生した東京電力福島第1原発での事故後、日本では
原発が次々と操業を停止。この結果、ウラン市場は供給が過剰となり、価格も落ち込んだ。
ブルームバーグのデータによると、米ニューヨーク・マーカンタイル取引所の
ウラン先物(U308)価格は3月18日現在1ポンド当たり34.90ドル(約3600円)と、
事故前の67.50ドルに比べ約半分の水準にある。
だが、市場ではここへきて価格が持ち直すとの見方が強まっている。
かつてアジア一の原子力発電大国だった日本で一部原発が年内に再稼働し、需要が回復すると
見込まれるためだ。ブルームバーグが1月に実施した調査でアナリストらは、安全性の審査を経て
今年、全体の2割の原発が再稼働すると予想。価格も「底を打った」(ノヴァ・スコシア銀行)
とみられ、予想中央値では10~12月期に50ドルまで持ち直す見通しだ。
これを受け、ウラン業界のM&A(企業の合併・買収)も再び活発になりそうだ。
ウラン相場の上昇が予想されるなかでウラン関連株は割安な状態にあるからだ。
カンター・フィッツジェラルドのアナリスト、ロブ・チャン氏(トロント在勤)はウラン業界について
「優良資産をえり好みして買うのにうってつけの頃合いだ。14年は再編の号砲を告げる年になると
みている。割安な買収のために残された時間も少なくなりそうだ」と話す。
買収先候補として市場で取り沙汰されている企業の一つが、カナダのウラン生産会社、
デニソン・マインズ。同社は世界最大の高品位ウラン埋蔵量を誇るカナダ・アサバスカ堆積盆地のほか、
ザンビアやモンゴルなどにも鉱床を持つ。レイモンド・ジェームズ・フィナンシャルは、
デニソンに特に関心がありそうな企業として、英豪資源大手リオ・ティントを挙げている。
また、カナダの同業フィション・ウラニウムの幹部は1月、身売りすることをブルームバーグ・
ニュースに明らかにしている。これまでに中国の1社を含む買い手候補3社と守秘義務契約を結んだ
という。デニソンとフィションの両社については、カナダの同業最大手キャメコが買収に動く可能性が
あると、カンターのチャン氏はみている。
(ブルームバーグ Tara Lachapelle)
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140323/mcb1403232247012-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140323/mcb1403232247012-n2.htm
トロッコで運ばれるウラン鉱石=チェコ共和国
http://www.sankeibiz.jp/images/news/140323/mcb1403232247012-p1.jpg
関連スレは
【エネルギー政策】安倍首相、原発ゼロ前提にせず 再稼働の方針 [03/10]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1394442068/l50
【電力】原子力規制委、九電・川内原発を「優先審査」 再稼働1号の公算--菅長官「安全審査クリアの原発は再稼働」 [03/13]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1394681858/l50
など。
既に火力より悪い核発電のコスパがさらに悪化するじゃん
池田のブー王とかの言い訳が聞きたい
実際ウランなんか大した金にならんよね
原子炉の建造、維持費のほうが何万倍もかかる
核燃料が高くなったら意味無いじゃん。
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